Vol.21 大阪の地下鉄の色(前編) |
カラーコーディネーター検定を受検された方は、後2週間もすれば、結果が届きますね。
良い結果が、届くように祈っています!
さて、今回は久々に街の中で発見した色のお話を・・・
大阪市に新たに地下鉄の路線が1本増えます。
本当は、昨年中に開通の予定だったようですが、作業が遅れているらしく本年中に開通するようです。
大阪市の地下鉄には、現在下記のような路線があります。
■御堂筋線(梅田・なんば・天王寺と主要地を通る大阪のメイン線)・・・赤
■四ツ橋線(御堂筋線と平行し、南北を結んでいる線)・・・青
■堺筋線 (同じく南北を結んでいる線)・・・茶色
■谷町線 (東から梅田を経由し、南北に走る線)・・・紫
■中央線 (大阪市の真ん中を東西に走る線)・・・緑
■千日前線(なんばを中心に東西を結んでいる線)・・・ピンク
■長堀鶴見緑地線(東西を斜めに結んでいる線)・・・黄緑
上記のように、路線図には、各路線の色がついています。
そこで、今回新たに開通する路線は、何色になるかな?と
フクトミは以前から推理してたのですが、見事にビンゴ!でした。
みなさんは、何色だと思いますか?
(多分みなさん当てられると思います。)
正解は来月号でお伝えしますね。
また、これら路線の色は、どうやって決めているのかなぁ~っと
気になり、調べたところ驚きの事実が!?(←大げさな)
詳細は、来月号で! |
heavenlyの色彩&ファッショントークマガジン vol.13/2006年1月16日掲載 |
Vol.22 大阪の地下鉄の色(後編) |
さて、今回は前月号の大阪市の地下鉄の色のお話の続きです。
前回前振りだけで話が終わっていたので、「早く理由を教えて~」と何通かメールを頂きました。
メール送って頂いた方ありがとうございました。
そしてお待たせしました(笑)
それでは、こちらの解答から・・・
■ 大阪市に新たに地下鉄の路線が1本増えます。
今回新たに開通する路線は、何色でしょうか?
答えは、「橙」です。
既存の路線の色から考えると残っている色は、
「橙ぐらいしかないなぁ~」と思っていたら予想通りビンゴでした。
実際の色は、こちらをご覧下さい。(↓大阪市交通局ホームページ)
http://www.kotsu.city.osaka.jp/information/work/sinsen/06.html
さて、次に
■ 路線の色は、どうやって決めているのか?
こちらの解答ですが、調べたところ・・・
・御堂筋線(赤色)
大阪の中心を通る大動脈の線ということから動脈の色。
・堺筋線(茶色)
阪急電車と相互乗り入れしているので、阪急電車のカラーに合わせたとのこと。
現在の阪急電車の色は、赤みのかかった茶色=マルーンですが、昔は、もっと違った茶色でした。
阪急電車が走り始めた時期、国鉄(=現JR)やその他の各電車多数も茶色で、
ベーシックな色だったようです。
阪急電車のカラーは、時代とともに変化して今の色になったと言うわけですね。
・四ツ橋線(青色)
御堂筋と反対で静脈の色。御堂筋線と同じ駅を通ることが多いですが、
こちらは海側を通るという点も関係しているようです。
確かに「海」=「青」と連想しやすいですね。
・谷町線(紫色)
沿線にお寺が多いので、お坊さんの袈裟の色から取りました。
ちなみに、紫は袈裟の最高色です。
・中央線(緑色)
緑の多い場所を通るから。
確かに森ノ宮駅からは大阪城公園が近く、緑が多いですね。
・千日前線(ピンク)
難波(なんば)の歓楽街を通ることからしいです。
・長堀鶴見緑地線(黄緑色)
草木の色から。ん~中央線に近いな・・・。
確かに沿線に鶴見緑地公園があります。
まぁ、路線名に緑地って入ってますしね。
以上のようにして路線の色が決められたようです。
あくまで、とある筋の情報で、直接大阪市交通局に問い合わせたものではないので
間違っている部分があるかもしれませんのであしからず。
しかしながら、色は意味をもって配されているということに変わりはありません。
読者の皆様も是非、色を注意して街を眺めてみて下さいね。
それでは、また来月! |
heavenlyの色彩&ファッショントークマガジン vol.14/2006年2月16日掲載 |
Vol.23 膨張色・収縮色と進出色・後退色(前編) |
さて、今回は膨張色・収縮色と進出色・後退色のお話を。
膨張色・収縮色をご存知の方は多いと思います。
服を選ぶ際にも結構ポイントになりますよね。
色彩心理において、
「大きく見える色=膨張色」
「小さく見える色=収縮色」
と呼ばれます。
膨張色と収縮色を簡単に説明すると・・・・・・・・・・・
同じ大きさの黄色の円と紺色の円を並べて見た場合、
黄色の方が大きく見え、紺色の方が小さく見えます。
これは、明度との関わりが大きいためです。
つまり、明るい色は大きく見え、暗い色は小さく見えます。
黄色と紺色を比べたたらどちらの方が明るいかというと、もちろん黄色の方が明るいですよね。
(明度:黄色>紺色)
また、明度が大きく関与しているので、言い換えれば色相が異なっていても明度が同じであれば、
見えの大きさはそれほど変わらないことになります。
すなわち、最も大きく見える色は、最高明度の白。
そして、最も小さく見える色は、最低明度の黒となります。
だから、服を選ぶときに、「黒は細く見えるから・・・」という台詞を耳にしたことはありませんか?
次に、進出色・後退色についてですが、これは明度ではなく、まず色相に左右されます。
そして、背景色との明度差が大きい程、進出して見えます。
次回は、この進出色と後退色の心理効果をうまく使っているテーマパークの実例をご紹介します。
お楽しみに!
それでは、また来月!
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heavenlyの色彩&ファッショントークマガジン vol.15/2006年3月16日掲載 |
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