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Vol.18 お兄系・後編

こんにちは、長谷川時雨です。今月は、先月からの続きです。

さて、「お兄系」の代表的なブランドですが、
・DIOR HOMME
・D&G
・DSQUARED2
・GUCCI
・ヴィトン
・バーバリーブラックレーベル

とくにDIOR HOMMEの人気は絶大で、ナルシストお兄系のど定番。
そして若い世代を中心に、この「お兄系」の流れを引き継いだのが「デリッカー」と呼ばれる服装です。

『デリッカー』
どんなカッコしてるかは雑誌「メンズエッグ」を見れば一発で分かりますが。
デリッカーという言葉は「サイケデリック」から来てるみたいです。
60年代のヒッピーフラワー文化とアメリカのドラッグを摂取した時に感じる幻覚や
意識拡大(妄想とも)から得られるサイケ調のデザイン。

ヒッピーというと、タイトで汚いTシャツにベルボトム、ショルダーバッグ、長髪、裸足のサンダル。
これにサイケ調の柄やデザインを加えたのが『デリッカー』です、多分(汗)

具体的には、ジャケット、デニム、シャツ、ブーツのお兄系の基本を踏まえつつ、
デニムはヒッピーテイストの汚いデニム(ボロボロな)をチョイスターコイズの民族チックで、
ど派手なアクセをつけるというのが主流のようです。
(こんなところにも、今年流行のターコイズが使われてるな。)

あと襟を立てるとか、タンクトップは必需品とかイロイロありますが(笑)

代表的なブランドは
・エイトバイ 
・レッドリーチュエ 
・ヴェロニカ 印象的に総括すると・・・
○ギャル男
→汚い、海も行かずに街でサーファー気取るな

○お兄系
→綺麗、気品あるがナルシスト、一歩間違えれば売れないホスト

○デリッカー
→やはり汚い、男のくせに装飾品を身につけすぎ

「モテル」というのは難しいものですね…

それでは、今月はこのへんで・・・。

FROM:長谷川時雨(ハセガワシグレ)

heavenlyの色彩&ファッショントークマガジン vol.9/2005年9月16日掲載


Vol.19 色男

やっと秋の雰囲気が感じて、服装の楽しみが増えてきたのにお金がないことに気づく複雑な心境、
こんばんわ長谷川時雨です☆

それでは今回もこのメルマガにふさわしい「色」について語りたいと思います。
以前に色のことについて書きましたが、今回はその色をうまく使うことによるメリットを書こうかと思います。
本当に色をうまく使う人こそ「色男」ですからね(笑)

色は心理的に影響を与える。
これは多くの実験結果から科学的に証明されていることです。
では一つずつ見ていきますか。

黒…反発心が強い。権力を感じさせる。とっつきにくい。

白…染まりやすい。純粋。優柔不断。

青…知性を感じさせる。日本人が好む色。

赤…情熱的。短気。

黄色…警戒心を強く感じている。

茶色…おっとりとしていて几帳面な人が好む。

ここを読む人は、「それくらい誰でもわかる!」と突っ込まれそうですね。

ではこれらを考慮して…
人との(特に異性)との出会いに「黒」の服を着て行ってませんか?
黒の服はスタイリッシュで合わせやすく、品も豊富で、着やすい。
特に女性は細く見せる効果もあるから勝負服として温存している人も多いことだと思います。

しかし!

実はとっつきにくく、威圧的で逆に引いてしまう色なんですね。
明るい色のパステルカラーを着て行き、華やかさと、とっつきやすさを演出する方が
効果的かつ合理的だと思います。黒は拒絶の色ですぜ。

次に効果的な色は「青」です。
ジーンズなど青ですし、人気色ですが青は積極的に使うべきです。

なぜなら青色が持つ効果とは「時間の経過が早い」です。
時間の経過が早い=楽しい時間青色の服や、青い空間を上手く利用しましょう。

逆に赤い服を着て、情熱的な男を演出するも良し!
合コンでは、パステルカラーの明るい服を着て華やかで、とっつきやすい男を演出しましょう。
それがなければ次はないですからね。

そして上手く二人で出会えることになったら、赤や青の服を着て、クールな青を感じさせる場所に導きましょう。

色というのは感覚的に訴えます。
そのために相手には気づかれにくい。
そこに色の持つ魅力と恐さというのがありますねぇ。

もっと早くから知って実行してれば、いっぱいいろんな事を楽しめたかと思うと…(涙)

それでは、今月はこのへんで・・・。

FROM:長谷川時雨(ハセガワシグレ)

heavenlyの色彩&ファッショントークマガジン vol.10/2005年10月16日掲載


Vol.20 ファイブフォックス社

秋が深みを増して、ますます寒くなってきました。
今年はやはり暖冬で紅葉の時期が遅れているとの事ですが、
温暖化の影響は目に見えて実感するようになりました。

さて今回は日本のアパレル企業について述べたと思います。
日本のアパレル企業を3つあげろと言われたら、規模の大きさから言うと
『オンワード樫山』『ワールド』『ファイブフォックス』になると思います。

その中で今回は『ファイブフォックス』社をとりあげたいと思います。

ファイブフォックス社…その沿革は1980年代のDCブームの中から生まれた。
現在でも基幹ブランドの一つである、『コムサデモード』で同じコムという冠がつく
『コムデギャルソン』と共に大きく時代を作り上げた。

その後ブランドが辿った道は全然違いますけど(汗)

ファイブフォックス社が、今の時代の日本が誇るアパレル企業にのし上がったのは、
『時代にあった服を作る』という事だと思われます。

バブル崩壊以降、沈没していったDCブランドを尻目にファイブフォックス社は、
コムサデモード以外の派生ブランドであるコムサイズムやコムサカフェなどの飲食店、
モノコムサなどの雑貨店など、今でも成長を続けています。

これらの柔軟な展開によりファイブフォックス社はアパレル企業として
2000億強の売り上げる日本が誇る企業となりました。

ではコムサデモードというブランドについて客観的な意見を書きます。
かつて、アパレル業界のブランドが持つ『芸術的で曖昧で顧客無視の殿様商売』をしていた
DC時代にファイブフォックス社は、マーケティングを主流とする企業的な商品開発、数値管理、
徹底した社員教育と、業界を近代化した功績が何よりも大きいです。

その基幹ブランドの『コムサデモード』の服は、よく言われるように『モード』と言われると?と 議論されます。

そもそもモードとは何でしょう? ・・・・・・

長くなりそうな気配なので、次回はそんなお話を・・・。

FROM:長谷川時雨(ハセガワシグレ)

heavenlyの色彩&ファッショントークマガジン vol.11/2005年11月16日掲載

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