今回のレッスンは、ちょっとむずかし目の両手の練習です。1,2,3・・・というリズムがカウントできる位置にない音符が出てきたときの両手奏をウマく弾くコツをマスターしましょう。
下の楽譜をみてください。バイエル48番の抜粋ですが、ちょうどこのあたりから難しくなるんですよね。
右手と左手をばらばらで弾かなきゃならなくなってきて、どうもうまくタイミング合わないよなぁ・・・って悩んでるあなた!この「両手トラの穴」でマスターしちゃってください!
(楽譜1)
(楽譜1)の1,2小節目の右手はわかるかな?書き方は違うけれど両方とも同じ弾き方です。下の(楽譜2)を見て叩いてみて下さい。「1・2・3・1・2・3」ってカウント取りながらね。メトロノームを持っている人は鳴らしながらしてみて。
2小節目は1小節目の2拍目が2個に分かれていますから、二つ分叩きますね。そして3小節目は二つに分かれた音符の一つ目を叩かない。これが出来たら勝ったも同然!
で、4小節目は休んでいた音符の長さ分を1拍目の音符にくっつけてあげてください。
(楽譜2)
4小節目のリズムが(楽譜1)の1、2小節目の、メロディーと同じリズムです。
このリズムで、ミーレド って弾けばいいのだよ!できた?
さて、お次は両手で練習!(楽譜3)を見てね。
2段になっていますが、まず、下段を足で上段を手拍子でやってみましょうか。
なぜ「トラの穴」と言ったかここでオワカリデショウ。音楽って結構体力使うのデス。
(楽譜3)
出来た人は今度は、下段を左手で上段を右手でやってみてね。
出来ましたか?ムズカシイ?ゆっくりゆっくりね。
さて、(楽譜1)に戻って1,2小節目を見て下さい。楽譜3の4小節目と同じパターンですね。 では、左手でド・ミ・ソ、右手でミーレド、1・2・3のカウントにあわせて弾いてみましょう!
バイエル教本の楽譜を持っている人は楽譜を見ながら最後までがんばってくださいね。No。48です。
いかがですか?うまくいきましたか?慌てずゆっくりマスターですよ。
音楽は時間の経過が作り出す芸術です。ですから横の流れがとっても大切ですが、楽譜を縦に見ることも忘れないでくださいね。
そして、いつも一定のリズムがからだの中で刻まれていますように。そのリズムに身を委ねて体ごと音楽してください。
さて、次回は和音(コード)とメロディラインの関係についてのレッスンです。 |