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  ★弾いてみよう!はじめてキーボード!


【第8回】 : 音楽理論をかじってみる?(その2)
テーマ 「短調」(たんちょう)というスケールを体験
チャレンジ曲 3種類の短調スケール


かんたん かんたん 。とりあえず読んでみよう!

音楽理論2回目は、短調について。

前回やったのは長調の音階なのだけれど、短調と長調の違いって何?

簡単に言えば、長調は明るくて楽しい!短調は暗くて悲しい・・・。単純に言い切れないのだけれど曲をイメージして「さぁ みんなでたのしく踊ろうぜぃ!いえ~っっ!!!」ってときに いきなり短調で攻められるとがっくり・・・かもしれない。そんな、曲全体の雰囲気を表現できるものなんです。

まずは「ラ」から順に音を並べてみます

では音楽理論的に短調を見てみましょう。

前回ハ長調で音階をつくりましたね。最初の音が「ド」でしたね。今度は「ラ」を出発点にして音階を作ってみましょう。

半音の場所を探してみて下さい。

そうですね。「シ」と「ド」 そして「ミ」と「ファ」ですね。だとすると長調のときと半音の位置が違いますね。今度は第2音と第3音、そして第5音と第6音に半音がありますね。

このような1オクターブの音列を短音階(短調)と言います。

短調の音階3種類

(1)上に上げた例の音階は「自然短音階」といいます

第2音と第3音、第5音と第6音が半音で、それ以外は全音の音階です。


(2)「和声的短音階」

第7音を半音上げた音階です。
長調の音階のときも、第7音と第8音は半音の関係でしたね。この関係はとっても自然に最初の音(短調なら「ラ」、長調なら「ド」に行きやすいのです。(この第7音を「導音」といいます。)

この「和声的短音階」は、短音階のうちで一番多く用いられています。


(3)「旋律的短音階」



「和声的短音階」の「ファ」から「「ソ♯」は半音が3つですね。これはちょっと歌いにくいのですよ。
それで「ファ」も半音上げた音階にしたのが「旋律的短音階」です。
ただし、普通これは上に上がっていくときだけに使います。降りてくるときは「自然短音階」にしましょうね。

まとめの問題。がんばって考えてみよう

【問題1】 : 「レ」の音から始まる短調の名前は?

【問題2】 : その調の「和声的短音階」を音名で答えて下さい。  

           例・・・イ短調なら「ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ・ソ♯・ラ」

問題【3】 : バイエル91番の23小節目、93番の13、14小節目の音階の種類は?

答えは次回



第7回 解答
第1問:

ソから始る「ト長調」音階。第7音の「ファ」を半音上げて『ファ♯』にする。  

第2問:
レから始るの「ニ長調音階。」第7音の「ド」を半音上げ「ド♯」にする。

できたかな?

第9回へ >>

★弾いてみよう!はじめてキーボード!

鍵盤に置く手のカタチから、カンタンな「調」のお勉強や伴奏のつけ方の考え方など、「え~、自分でこんなことまでわかるなんて~」ときっと驚くはず。質問形式の回もありますよ。じっくりよーく考えてみてくださいね。
さあ、さっそくチャレンジしてみましょう!

【第1回】

手の形とドレミファソ

鍵盤に手を置いてみます。どんな形で置くとラクに弾けるか体験してみましょう。
【第2回】

曲に挑戦!

意外とすんなり弾けるかも。
【第3回】 

指くぐり1オクターブを弾いてみよう

5本の指で広い鍵盤を弾くためのマル秘テク伝授★
【第4回】

左手の1オクターブ

右手が弾けたら左手だって・・・
【第5回】 

和音はじめての経験

一度に音を重ねてみるときれいな響きになりました
【第6回】

両手で弾いてみたら・・・

夢が実現!?
【第7回】

音楽理論をかじってみる?(1)

知っていてソンはない!
【第8回】 

音楽理論をかじってみる?(2)

単語を覚えるだけでもトクした気分
【第9回】

曲のテンポについて

同じ曲でもテンポが変わるとガラリと違う
【第10回】

両手演奏 トラの穴

こうすれば上手く弾ける!!!
【第11回】

自分で伴奏をつけてみる Part1「和音編」

作曲、編曲も夢じゃなくなるかも
【第12回】

自分で伴奏をつけてみる Part2「副三和音編」 

おしゃれな曲も作れたりして・・・
【第13回】

「調」のお勉強

随分上達したなぁ・・・

 


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