せっかく和音が弾けたのだから、やっぱり両手で一曲弾いてみたくなりますよね。
そんなリクエストにお応えして、楽譜をご用意いたしましょう。だれもがみんな知っている曲。
モーツァルトさんだって ちいさい子だって。
「ABCの歌」「きらきらぼし」などのタイトルがついていますね。もともとはフランス民謡のこの曲で両手に挑戦してみましょう。
では 楽譜を見てくださいね。
楽譜の指番号を見てください。今まで「ソ」の音は「5」か、1オクターブの練習での「2」の指でしたよね。ところが、この曲では「4」の指です。どうしてでしょう?
「ソ」の音を弾く場合、「どれみふぁそ」とだけ弾くときは「5番の指」で、1オクターブを弾くときは指くぐりをして「2番の指」だけど、曲を弾くときはこの指番号の限りではないということです。えっ?驚いたって?そうそう、「目から鱗が落ちた~!」って感動した人もいたっけ・・・。
片手5本の指を効率よく運んで美しいメロディを奏でるために、指番号はあります。
要するに、メロディを区切ってみて、その範囲で一番高い音を「5」、低い音を「1」で弾くように持ってくるといいんですよ。練習を重ねていくと、自然に美しい指はこびができるようになりますので、今は、書いている番号どおり弾いてみてくださいね。
1段目と3段目は 第5回でレッスンした和音が出てきていますね。忘れていたら一つ前のレッスンに戻って確認してみましょう。すぐ思い出せるハズ。
そして2段目はこのレッスンのために少しアレンジしてみました。「ソ」の音を1オクターブ違いで交代に弾きます。しっかりと手を拡げて、下のソと上のソの両方の鍵盤の上に乗せておき、いつでも弾けるようにスタンバイしておきましょう。届かない人も拡げておくだけで弾きやすいですよ。お風呂の中で指を拡げたりして続けると少しずつ届くようになってきます。
まずは左手を弾きながら右手で歌をうたってみましょう。
その次に「ドレミ」で歌います。ここまでできるようになったら、80%成功!
次に、 手は膝の上に。何気なく指が音符どおりに動かせるようになったら、両手で弾いてみましょう。
この練習方法は効果的ですよ!
|